ERP5 財務は公認の会計士たちによって設計され認められた完全な会計と財務のソリューションです。その柔軟な構造のおかげでどんな規模の多国籍の組織であっても大小関係なく、民間企業でも公的機関でも適合します。

ワークフローを用いた会計

ERP5 財務は、他のどんなERP5ソリューションとも同様に、ワークフローを用いたワークフロー駆動のソリューションです。ERP5 財務は経理責任者や仕入係、売上係、現金係、会計係などの会計業務に関わる様々な役割に明確な分離を提供します。ERP5 財務の柔軟なワークフローはどんな特定の組織にも合うように拡張できます: 単一のワークフローを小さな企業に、複数のワークフローを大きな企業に、拡張したワークフローを公共会計に、などです。

複数通貨

ERP5 財務は複数の通貨をサポートするように設計されています。あらゆる会計取引ドキュメントには例えば請求書に記載されている元々の通貨と会計上の標準の通貨の両方を使って入力できます。ERP5の複数通貨サポートは正確な簿記を保証すると同時に顧客や調達先の残高の精密な追跡を可能にします。

複数主体

ひとつのERP5 財務システムを複数の主体や企業がそれらの会計のために使うことができます。必要であれば高度なセキュリティ権限が一つの会計上の主体がもう一つの会計上の主体のデータにアクセスするのを防ぐことができます。さらに、内部グループ取引機能のおかげで同じ企業グループの2つの会計上の主体が関わる請求や資産の移動などの会計取引は2回入力する必要がありません。そのため巨大な組織には高い生産性をもたらします。

複数一般会計原則(GAP)

ERP5 財務は複数の一般会計原則(GAP)をサポートします。これは合理的な勘定科目のおかげです。間接的な勘定科目の使用により企業内の全ての主体は同じ内部用の会計原則を共有でき、それでも現地の法律に従った貸借対照表を出力できます。ERP5 財務は首尾一貫した財務報告と財務アナリスト向けのIAS/IFRSの履行を非常に簡素化します。

先進的な会計

ERP5 財務はほとんどの(もし全てでなければ)先進的な会計の手法をサポートしています。例えば複数キーを使った分析的会計、複数次元の予算会計、活動基準会計、プロジェクト会計、仮会計などです。ERP5組み込みのOLAPベースの会計モデルはリアルタイムの何次元でも結合できるオンライン会計レポートを可能にします。

資産管理

ERP5の資産管理アドオンは複数主体のあるグループの企業資産を管理する自動化された高い生産性のソリューションを提供します。ERP5 資産管理は同グループ内のある主体から別の主体への資産移動のような資産のライフサイクルイベントに基づいた償却イベントを自動的に生成できます。

シミュレーションに基づいた資金管理

ERP5 財務はERP5の実証済みのシミュレーションエンジンに基づいています。ERP5シミュレーションエンジンは現在の注文/請求のポートフォリオや手動で入力した未来に予期されている仮の取引に基づいて将来の資金の取引の計画を見込みます。